moratorium

昨日は帰宅する前に鍵を落としたことに気づいて同居人2人に連絡した。マラはまだ帰らないと言い、ナユはバイトをしていると返ってきたので明大前にあるナユのバイト先に向かった。その日はイアホンも持っていなかったので考え事をしながら歩いた。たぶん旅行のこととか友達のこととか。

鍵をもらった後マックでソフトクリームを買って、食べながら来た道を引き返した。


今朝は早かった。バイトに行ってママになった西野カナみたいな美人を眺めていたらあっという間に夕方だった。

今はスタジオが終わったところでこれから何をしようか考えている。今日も同居人たちは家にいないだろう。また一人で海外ドラマを見るのか。時間の無駄に仕方は難しい。結局時間は無駄になる。消耗品だ。ソフトクリーム片手に散歩するのは無意味だが考え事はできる。バイトは金がもらえるけど虚しくなる。楽園はどこにあるのだろうか。それを探すためにとりあえずマイナビのアプリをインストールした。

trip

昨日は首がひどく痛み日付を超える前に寝た。寝ている間も少し痛みが気になってあまり眠れなかったのだろうか。起床は10時。

シャワーを浴びたあと昼食の約束があることを思い出しダラダラと準備を始めた。

結局約束の時間には間に合わなかったが西荻窪という駅に着き、バスに乗った。バスは好きだったし西荻窪という町は落ち着くのでずっと乗っていたかったが、約束の場所へと向かっていった。

たしかツイッターで寿司が食べたいという旨のつぶやきをしたことがきっかけだった。社会人になった友人2人を誘ったり、予約をしてくれたりして回転寿司に行くことになった。ぼくと女の子2人で行ったがしっかり26皿とそれぞれデザートを食べて帰った。かき氷のシロップが甘すぎてトリップした気がした。

腹を満たしたあとは散歩をし、コーヒーを飲みながら旅行の話をした。旅行が生き甲斐のように見えた彼女は仕事の都合上なかなか日本を離れられなくなるようだった。生き甲斐を取り上げられることは辛いだろう。ぼくも仕事のせいでツイッターができなくなるのはイヤだ。

解散した後、三鷹に住む地元からの友人を訪ねた。彼は精神やスピリチュアルなことに興味があるらしく、葉っぱやアヤワスカの話を楽しそうに話した。

暑い部屋から出ようと彼は言い、吉祥寺へ散歩しにいった。缶ビールを買って井の頭公園のブランコに座り、あんな女の子と付き合いたいだのこういうやつはしょうもないだのくだらない話をして盛り上がった。ちなみに酒好きな女ほどアレらしい。

井の頭公園はなにかしら縁のある場所だと思ってる。井の頭等間隔。若者たちの心理的距離。


トリッピーという名前はなかなか際どい名前な気がしてきた。

cafeteria

久しぶりに家に引きこもる休日を過ごした。

昼食はファミマの麻婆丼だった。コンビニ飯はセブンイレブンが1番うまいということ、それは常識であるがいかんせん近所にはファミマとマックとドンキしかない。食べたいものがパッと思いつかずその三択では一番バリエーション豊かな品揃えをするFamily Martに救いを乞うたのだ。

「何が食べたい?」という質問はありきたりでありながらなかなか難しいものだと常々思う。自分と向き合う瞬間だ。ぼくはよくその質問への対策をする。ただ寿司だとか焼肉だとか口走ることは簡単だが、金や手間などを考えたり一緒にいる人への気遣いもしないといけない。だいたい質問が抽象的すぎる。昨日何食べた?という質問くらいからスタートするのがスマートだろう。

ぼくは麻婆丼をかきこみながら思った。「テリヤキバーガーが食べたかった」

schoolyard

小学生の時、体育の前の休み時間は教室で体操着に着替えるルールがあった。皆、はやく校庭に出たいのか目にも留まらぬスピードで着替えを済ませ、廊下を走り去ってゆく。ぼくはというとトイレを出てからゆっくり着替え、場合によってはなかなか教室を出ていかない女子を待ったりしてノロノロと校庭への道のりをたどっていた。

これだ。おそらく人生の分かれ道。

ぼくは体育に行きたい人間ではなかった。ドッヂボールがきらいだった。

体育が好きでたまらない小学生たち。彼らは成長し、最近まではSNOWを使ってやたら友だちとの楽しそうな写真をインスタにアップしていた。そういう人とも会うことが少なくなり、毎日海外ドラマを見ては同居人に面白さを力説してる。

きっと彼らの飲み会に出向いて海外ドラマの話をしても誰かのほんとかうそかも分からないスケール大きめのエピソードに流されるのだろう。こんな杞憂を分かってくれる人たちとくだらない話をしたいと思う。

10歳年上の先輩に「ハタチ超えたら何年経っても中身は変わらん。責任は増えていくけど。」と言われたことがある。

はたして10年後も生活は変わらないのだろうか。怠惰と責任の戦いは終わりが見えないな。


ちなみにすべて嘘だ。もちろん小学校に行ったことなどない。