tobacco

しっかり冬になってしまった。

僕の部屋は暖かい造りになっており、まだ暖房をつけたりしていない。それでいいと思っていたが鼻水が止まらず、コンビニで買ったポケットティッシュ6個入りが底つきそうになっているのを見て床暖房くらいつけてもいいかと自分に言い聞かす。

今はファミレスで温かいカフェオレを飲んでいる。季節が変わると埃かぶったこのブログのことを思い出す。


昨日は卒論のために愛のコリーダとかいうわけのわからない映画を見ながら寝落ちした。2時間の中で1時間40分くらい性行為をしている映画だった。これで卒論を書くのは難しいということだけは確かだった。


最近は如何にも大学生、という日々を過ごしている。

11月に入ってすぐに学祭があった。先に卒業した同期の友だちと深夜練に入り、朝仮眠を取ってそのままステージに立った。

学祭の期間中毎日飲んでた。今年に入って飲みにいく機会が少なくなったので少し嬉しかった。気がつけば深夜の代々木で歩道沿いの草木に埋まっていた。

飲み物を口につけるペースで煙草を吸う後輩たちを見て去年の自分を思い出した。休学中だったものの、学祭にはしっかりと顔を出していた。ヘビースモーカーばかりの同期に混ざってずっと喫煙所にいた。昨年までは大学で最も古い棟でライブをやっていた。ボロくて長い廊下に反響するノイズが懐かしく愛おしい。その棟はこの1年、すごい速さで壊されていった。僕の青春が詰まった場所だったので悲しくならざるを得なかった。サラバ。


学祭も終わり、教授に叱られながら卒論に目を向け始めた。いくつかの授業の課題にも追われている。とある映像の脚本も抱えている。もちろん毎日講義を受けに大学に通っている。遅刻が気になるので明日からはちゃんと起きようと思う。

問題は山積みだが未来は明るい。沖縄に帰った先輩を思い出す。


こうやって無意味な文章を打ち続ける間に日は暮れていく。もうすぐ煙草の煙のように真っ白な息を吐くようになる。